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【介護ブログ】ご利用者の家族が亡くなったとき本人に伝えるか

こんにちは。

スター行政書士事務所の山田です。

このブログでは、私がこれまで20年以上高齢者福祉に関わってきた経験と介護職員向けの研修でお話してきたことなどをお伝えしたいと思います。

このブログが、少しでも介護の現場で頑張る皆様のお役に立てれば幸いです。

今日は「ご利用者の家族が亡くなったときご利用者本人に伝えるか」について。

 

ご利用者の家族が亡くなったときご利用者本人に伝えるか

ご利用者の家族が亡くなったとき、ご利用者本人には伝えていますか?

それとも、知らないふりをして、その場をやり過ごしますか?

結論からいうと、私が特別養護老人ホームで働いていたときは、基本的にご利用者から家族のことを聞かれたときは、事実を伝えるようにしていました。

その理由は、主に3つあります。

①いつかウソがばれるのではないか

②ごまかしていたらスタッフが信頼されない。

②ご本人に関する情報は伝えるべき

まず、「いつかウソがばれるのではないか」という点です。

施設には、多くの職員が働いています。

どこからご利用者に情報が入るかわかりません。

また、最近では携帯電話を持っている利用者さんも多くなり、施設の外の人とも話をする機会が増えています。

そのような状況で、どこから家族がお亡くなりになったという情報がご本人の耳に入るかわかりません。

ですので、隠し通すことは現実的に難しいのではないかと思います。

②ごまかしていたらスタッフが信頼されない。

当然ですが、スタッフは機械ではなく人間です。

ごまかしたり、ウソをついたときには、なにかしらのサインが出てしまうのではないでしょうか。

そして、ウソをつく相手は高齢者。

80、90年生きてきた人です。

年を取り、記憶力や判断力が衰えても、人を見る目は衰えないと思います。

スタッフがウソをついた場合、何かしら違和感を感じるのではないでしょうか

ご利用者とスタッフは、信頼関係がとても大切です。

今後も長く良い関係で続けるためにも、なるべくウソをついたりごまかしたりしないほうが良いと思います。

②ご本人に関する情報は伝えるべき

ご家族がお亡くなりになったという事実は、ご利用者本人に関する情報です。

亡くなったということを知ったことにより、ショックを受けて泣くかもしれないし、食事が食べられなくなるかもしれません。

しかし、冷たい言い方かもしれませんが、それも本人の人生。

周囲が勝手に「知らないほうがいい。」と判断することではありません。

時には誰かの支援が必要になるかもしれませんが、事実を知った上で自分の中で解決することだと思います。

「利用者本人は知らないほうが良い」と考える方の中には、知ったらショックを受けてかわいそう、という人も多いと思います。

しかし、大切な家族が亡くなったことを知らないことも、ある意味でかわいそうなのではないかと考えます。

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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プロフィール

スター行政書士事務所 山田拓郎
1999年に社会福祉法人に入社し、特別養護老人ホームの介護職・生活相談員・ケアマネージャー、グループホーム管理者として勤務。

「一人ひとりが輝ける社会の実現を目指す」をミッションにスター行政書士事務所を開業。現在は、福祉事業所の開業支援や任意後見人として活動している。認知症ケア・虐待防止研修等の講師。

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