こんにちは。

スター行政書士事務所の山田です。

 

このブログでは、私がこれまで20年以上高齢者福祉に関わってきた経験と介護職員向けの研修でお話してきたことなどをお伝えしたいと思います。

このブログが、少しでも介護の現場で頑張る皆様のお役に立てれば幸いです。

 

今日は「良い老人ホームの特徴」をテーマに書いていきます。

 

良い老人ホームの特徴、といっても「良い」の捉え方は、人それぞれです。

例えば、毎月の費用が掛からない老人ホームが「良い」と思う人や、しっかりと管理された食事、医療体制が整っている老人ホームが「良い」と思う人もいるのではないでしょうか。

また、仕事を探している人からすれば、給料が良い、休みが多いといったことも良い老人ホームになると思います。

 

この記事の中では、老人ホームはその名の通り、高齢者の家であることを考え、良い老人ホームを「心地よく生活ができる老人ホーム」として書いていきます。

 

私が考える「良い老人ホーム」の特徴は、利用者さんやスタッフの表情が良いことです。

現在、コロナ禍の影響で老人ホームの中に入ることが難しくなっていますが、私が関わっている方が老人ホームの入居を考える時には、必ず確認しています。

 

介護事業所のサービス情報が掲載されているサイトもあり、事業所の概要はそれを見ればある程度は分かりますが、実際に事業所を利用している方やスタッフの表情は、施設の中に入ってみないと分かりません。

 

現在、人材不足に悩まされている介護事業所は多く、スタッフ一人一人の負担は大きくなっています。

見学に行くと、スタッフが挨拶もせずにイライラした表情忙しそうに歩き回っている老人ホームもあります。

しかし、反対に、見学者に対してもしっかりと挨拶し、笑顔で利用者さんと接している事業所もあります。

見学をしたときの一部分を切り取っただけかもしれませんが、印象が全然違います。

このような老人ホームは、運よくレベルの高い職員が集まっているわけではなく、事業所としての理念をしっかりと掲げ、業務改善や職員研修をしっかりやっている事業所だと思います。

 

ですので、これから老人ホームへの入居を検討したい、または、老人ホームに就職・転職したい、という方は、ご利用者とスタッフの表情を良く観察してみることをお勧めします。

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。