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尊厳死宣言書とは 

ご高齢者の中には、食べ物や飲み物を飲み込む機能が低下して、うまく飲み込むことができず誤嚥性肺炎になる方がいます。

この場合、口から食べ物や飲み物を摂ることが難しくなるため、生命維持のために「胃ろうを増設する」という選択があります。

ご本人がしっかりと意思表示ができて胃ろうにするか否かを決めることができればいいのですが、ほとんどの場合は、意思確認ができない状態で、家族にその判断が委ねられることになります。

私が以前相談を受けた家族の中には、医師から胃ろうにするかしないか決めてほしいと判断を迫られ「母の命のボタンを自分が握らされてしまった。このボタンを押すか押さないかで母の命が決まる。」と話された方がいました。

また、認知症になる前に、尊厳死を希望し、家族に書類を渡していた方もいました。その方は、口から食べ物が食べられなくなった時は、息子さんははっきりと「母の希望でもありますので、胃ろうはしないでこのまま看取ります。」と話され、老人ホームの中で最期を迎えました。

ご自分はどのような最期を迎えたいのか、周りの人に伝えておくことが重要だと考えます。

今回、その一つの手段として、尊厳死宣言について書いていきたいと思います。

 

尊厳死とは

尊厳死とは、回復の見込みのない末期状態の患者に対して、生命維持治療を差し控え又は中止し、人間としての尊厳を保たせつつ、死を迎えさせることをいいます。

尊厳死は、延命措置を差し控え又は中止することであり、医師などの第三者が薬物などを使って積極的に死期を早める「安楽死」とは異なります。

尊厳死宣言については、大きく分けて二つの方法があります。

個人的に尊厳死宣言書を作成する方法と、公正証書による方法です。

 

個人的に尊厳死宣言書を作成する方法

本人が作成し署名押印した尊厳死宣言書を家族などの信頼できる人が保管し、尊厳死に係る医師の継続を確認しつつ、必要が生じた場合に、医師に提出します。

 

公正証書による方法

公正証書による方法は、尊厳死宣言を希望する人が公証人の面前でその宣言内容を話し、これを公証人が聴取し、その結果を公証人自らが実験したものとして公正証書にするものです。

 

最後に

胃ろうなどの選択を迫られた家族は、生命を維持することための選択をするかしないか本当に悩みます。

悩んだ結果が正しいかどうかはご本人以外分かりません。

自分の人生は自分で決めるために最期の幕の下ろし方を考えてみてもいいのかもしれませんね。

「最期はどのように迎えたいのか、それを決めて他の人に伝えること。」

とても大切だと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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プロフィール

  
スター行政書士事務所 山田拓郎
神奈川県相模原市

日本大学大学院法務研究科中退

介護職出身の行政書士

介護福祉士・介護支援専門員・認知症介護指導者・上級リスクマネージャー

約19年の高齢者福祉分野での経験を生かして

「自分の思い描いた理想の福祉を実践したい」

という志しのある人の事業所設立を支援

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