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【介護ブログ】認知症の人の意思決定支援で大切なこと

こんにちは。

スター行政書士事務所の山田です。

このブログでは、私がこれまで20年以上高齢者福祉に関わってきた経験と介護職員向けの研修でお話してきたことなどをお伝えしたいと思います。

このブログが、少しでも介護の現場で頑張る皆様のお役に立てれば幸いです。

今日は「認知症の人の意思決定支援で大切なこと」について。

 

突然ですが、

「今日からダイエットをしよう」と決めたけど、お菓子を食べてしまった。

医師からお酒は止めた方がいいと言われたけど、次の日にはお酒を飲んでしまった。

運動をするのが大切なのはわかっているけど、車ばかり使っている。

このような経験をした方も多いのではないでしょうか。

人は常に客観的に正しいとされる判断をしているわけではありません。

それは、認知症の人も同じです。

 

先日こんなお話がありました。

歩いてトイレに行くのが難しくなってきた認知症の方。

支援者は、ベッドの横にポータブルトイレを置いてはどうか、と提案します。

しかし、本人は「絶対に嫌です。今、トイレに間に合わなくて困っているわけではないから、いりません。」とのこと。

周囲の支援者は、安全面を考え、なんとかポータブルトイレを置いてもらうように、本人を説得していますが、なかなか首を縦に振りません。

結局、周囲の支援者は、「あの人は認知症だから」「もう判断力が低下しているから」と拒否した理由を「認知症」や「判断力の低下」にしています。

しかし、本人には何か理由があるのかもしれません。

周囲が決めたゴール(この場合だとポータブルトイレの設置)を達成するために、本人を説得するということも必要なときがあるかもしれません。

しかし、原則的には、本人の意思がケアの出発点でなければならないと思います。

例えそれが周囲の考えている合理的なものでなくても。

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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プロフィール

スター行政書士事務所 山田拓郎
1999年に社会福祉法人に入社し、特別養護老人ホームの介護職・生活相談員・ケアマネージャー、グループホーム管理者として勤務。

「一人ひとりが輝ける社会の実現を目指す」をミッションにスター行政書士事務所を開業。現在は、福祉事業所の開業支援や任意後見人として活動している。認知症ケア・虐待防止研修等の講師。

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