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ショートステイ利用中の人との面会

12月7日から特別養護老人ホームのショートステイを利用している被保佐人さんのところに面会に行きました。

ご主人を亡くしてらから30年以上一人で生活をしてきた方です。

ご本人は半年前位からレビー小体型認知症の症状である幻視があり、常に家の中に知らない人がいるような状態になっており、不安の毎日でした。

本人、ケアマネージャーなどと話し合い、今回初めてショートステイを利用することになりました。

自宅にいるときは、何か困ったことがあったり、大切な郵便物が届いたりした時はいつも電話をしてきてくれた人なので、

「きっと喜んでくれるだろうな」

と自意識過剰気味に面会に行きました。

ご本人に会うのは、約1週間ぶり。

コロナ感染防止のため、窓越しでの面会です。

窓越しに「こんにちは、こちらの生活はどうですか?」

と声をかけると

「ん?」と、眉間にしわを寄せて怒ったような表情。

どうやら私がだれかわからなくなっていたようです。

自宅でお会いするときには、笑顔が多く、おしゃべりが好きだった方なので、このような表情を見るのは初めてです。

お話をしているうちに少しづつ私のことが分かってきたようで、

「最初、分からなくなったときは、ショックを受けました。」

と本人に伝えると、

「それは、あなたがカジュアルな恰好しているから…」

とのこと。

ご本人なりの理由があったようです。

確かにいつもはスーツでお会いすることが多いのですが、今日は、ダウンジャケットにスニーカーという恰好。

ご本人の中にあった私のイメージと違っていたことが、分からなくなってしまった原因だったのかもしれません。

今回は、分かってもらえたけど、今後、時間の経過とともに私のことが分からなくなったり、分かっていても伝えられなくなったりする時がくるかもしれません。

悲しいけど、それもその人の人生。

ありのままを支援していきたいと思います。

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プロフィール

スター行政書士事務所 山田拓郎
1999年に社会福祉法人に入社し、特別養護老人ホームの介護職・生活相談員・ケアマネージャー、グループホーム管理者として勤務。

「一人ひとりが輝ける社会の実現を目指す」をミッションにスター行政書士事務所を開業。現在は、福祉事業所の開業支援や任意後見人として活動している。認知症ケア・虐待防止研修等の講師。

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