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認知症の人のその人らしさとは?

認知症のケアの現場では、

「その人らしさを大切に。」

といった言葉を聞くことがあります。

では、認知症ケアにおける「その人らしさ」とは何でしょう。

認知症の人の「その人らしさ」について書いてみます。

1月15日、朝日新聞に脳科学者の恩蔵絢子さんが、ご自身のお母さんがアルツハイマー型の認知症になったことが書かれていました。

記事によると、恩蔵さんは、お母さんが恩蔵さんの部屋から恩蔵さんの服を着て出てきたのを見て、思わずお母さんを責めたそうです。

確かに、自分の母親が娘の服を着ていたら変だと思うでしょう。

しかし、お母さんは、恩蔵さんが留守の間に雨戸の開け閉めをしてくれていた、そのとき、たまたま目に入った洋服を着てしまったのではないか、と考えたそうです。

お母さんの行動は、恩蔵さんのことを思っての行動ではないか、とらえたのでしょう。

記事の中では、このようにも書かれています。

「認知症によって認知機能が衰えても、感情によるその人らしさは変わらないと考えています。」

これを見て、私が以前研修に行った、認知症介護研究・研修センターの理念を思い出しました。

東京センターの理念は、

「認知症になっても心は生きています。」

もしかすると、認知症の人の不可解と思える行動は、ご本人なりの理由があり「その人らしさ」が表れているのかもしれません。

そこに気が付ける支援者でいたいと思います。

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プロフィール

スター行政書士事務所 山田拓郎
1999年に社会福祉法人に入社し、特別養護老人ホームの介護職・生活相談員・ケアマネージャー、グループホーム管理者として勤務。

「一人ひとりが輝ける社会の実現を目指す」をミッションにスター行政書士事務所を開業。現在は、福祉事業所の開業支援や任意後見人として活動している。認知症ケア・虐待防止研修等の講師。

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