レビー小体型認知症は、レビー小体という物質が大脳皮質にたまり認知機能の低下をもたらします。
レビー小体とは、脳の神経細胞にできる、異常なタンパク質の塊をいいます。
レビー小体ができる原因は分かっていません。
主な症状
レビー小体型認知症の主な症状としては、変動制の認知機能障害、幻視、パーキンソン症状の出現が挙げられます。
アルツハイマー型認知症と比べると脳の萎縮が軽く、記憶障害は軽い場合が多いです。
変動性の認知機能障害
1日の中で、会話がかみ合わなかったり、反応が乏しいなどといった特徴があります。
幻視
実際にないものがはっきりと見えるようになります。
例えば、壁にかかっているハンガーが人に見えたり、床の天井のシミが虫に見えたりします。
パーキンソン症状の出現
パーキンソン症状として、「手足の筋肉がこわばる」、「小刻み歩行」、「動きの遅さ、鈍さ」、「転びやすさ」などが出現する。
その他の症状
上記以外の症状として、起立性低血圧やめまいや便秘、夢に反応して大声を出す(レム睡眠時行動障害)があります。