一人暮らしの高齢者の日常生活をサポートする機関

一人暮らしの高齢者の中には、健康や介護のことなど不安に思っている人も多いのではないかと思います。

この記事では、地域の中で1人暮らしの高齢者をサポートする機関についてお伝えします。

1人暮らしの高齢者で生活に困った時は、次の機関に相談することをお勧めします。

地域包括支援センター

包括支援センターは、各市町村に設置されている高齢者の健康、生活、財産に関する相談窓口です。

権利擁護事業をやっていますので、悪質商法の被害にあった場合の対応や成年後見制度の手続き支援なども行っています。

また、要介護認定で「要支援」と判定された高齢者を対象にした、介護予防ケアプランの作成の作成しています。

日常生活を送る中で、何かお困りのことあったときは、まずは地域包括支援センターにご相談すると良いと思います。

ケアマネージャー

介護が必要な状態になったときは、ケアマネージャーがサポートをします。

ケアマネージャーは、介護保険制度に精通しているので、自分に合った介護サービス事業所やサービスに係る費用のことなど相談することができます。

主な業務として、介護保険の申請手続きをしたり介護保険のサービスを利用するために計画(ケアプラン)を立てたりします。

介護サービス事業所

自宅にいる高齢者をサポートするためのサービスとして、訪問ヘルパーや訪問看護、デイサービスがあります。

一人で暮らしていると、食事や入浴の問題などが出てくることもあります。

そのようなときは、ヘルパーが自宅に訪問して食事を作ってくれたり、デイサービスで入浴をしたりといったサービスを受けることができます。

民生委員

民生委員は、高齢者の生活の相談を受けたり、福祉サービスを利用するために必要な情報の提供をしたりしています。

配食サービス

「食事を作ることができない」「一人分の食事を作るのは面倒」という方は、配食サービスを利用する方法もあります。

一食500円程度でお弁当を配達してくれます。

後見人

本人の財産を管理したり、本人に代わって介護サービスなどの契約、入院の手続を行います。

後見制度には、すでに判断能力が低下した方が利用する法定後見と、将来、認知症になった場合に備えておく任意後見契約があります。

任意後見契約と一緒に、葬儀や遺品の整理など、お亡くなりになった後の手続を依頼することもできます。

社会福祉協議会

本人の財産を預かったり、介護保険サービスのアドバイスをしたりします。

上記以外にも、かかりつけ医や近所の住民、行きつけのコンビニ、郵便局の職員などもよき協力者になってくれることがあります。

まとめ

以上のように、地域の中には、1人暮らしの高齢者を支えてくれる様々な人たちがいます。

しかし、支援が必要な状態になったことに周囲の人が気づかないと支援の手は届きません。

困ったときに自ら発信したり、誰かに気が付いてもらえるように誰かと繋がっておく。

そんな関係性が大切だと思います。