令和2年1月26日は、介護福祉士国家試験の日です。
今日は、介護福祉士の試験について書いてみます。
介護福祉士資格は、2022年度から大学や専門学校の「養成校ルート」に国家試験が義務付けられることになっており、現在は、5年間の経過措置中です。
全国社会福祉法人経営者協議会などは、介護福祉士試験が義務化されて介護福祉士になるのが難しくなると、介護人材の確保ができなくなるという理由で経過措置の延長を要望していました。
それに対し、介護福祉士会は、一定の質を担保するため、国家資格の義務化は不可欠であるとの立場。
結局、厚生労働省は、経過措置期間の延長を決めたそうです。
では、介護の質って何でしょう。
私が福祉専門学校に通っていた20数年前、特別養護老人ホームの施設長経験のある先生がこんなことを言っていました。
「皆さんは、学校を卒業すればそのまま介護福祉士という国家資格が与えられる。しかし、大切なのは、資格を取得することではなく、福祉の分野でどのような仕事をするか、ということ。」
介護福祉士の資格を取得することは手段であり、目的は、その知識・技術を使って質の高いケアを実践すること。
そのためには、資格を取ったことに満足せずに、自己研鑽することが大切です。
「自己研鑽」なんていうと難しく感じるかもしれませんが、日々の自分のケア、事業所のケアを振り返ってみてはどうでしょうか。
日々忙しい介護の現場だからこそ、あえて振り返る時間を取る事が大切だと思います。
なにはともあれ試験お疲れさまでした。