平成31年3月15日(金)相模原市介護従事者向け認知症対応力向上研修が、
当初の定員60人を大きく超える約80人が参加して行われました。
今回のように、行政・医療機関・認知症介護指導者が共同で行う研修は、相模原市で初めての取り組みです。
最初の1時間は北里大学東病院 大石医師の講義 「認知症の理解と行動・心理面の変化への対応」でした。
講義の主な内容は、
〇認知症とは何か
〇認知症と薬の関係
〇認知症の人の原因疾患を知ることの必要性
〇認知症の原因疾患の特徴
〇認知症の人の行動の変化に関して原因を知り理由に対処することが大切である
〇行動の変化をもたらす原因は身体と心が影響している可能性かがある
〇身体と心に影響与える薬の副作用
など、とても分かりやすくお話していただきました。
後半1時間は、我々相模原市認知症介護指導者がファシリテーターとなり、
認知症介護を行ってきた中での成功体験を個人で振り返った後、グループで共有するという内容でした。
多くのグループは、時間が足りなかったようで、制限時間ギリギリまで自身の成功体験や事業所での取り組みなど色々な話をしていました。
…今回の研修を振り返り思うこと。
それは、大石医師が講義の一番最後にお話ししていた
「認知症があっても、恥を意識する必要の無い認知症があることを語れる街づくり。」
きっと、そのような地域・社会ができることが目的であり、そのための手段として今回のような研修があるのだと思います。
相模原が認知症の人にとって住みやすい街になるように、自分にできることを一歩ずつ取り組んでいきます。
最後に、研修に参加された方、相模原市役所の職員様、北里大学東病院の皆様、相模原市認知症介護指導者の皆様、
本当にお疲れさまでした!