後見人として関わっている人の中に、一人で在宅生活をしているAさん(女性)がいます。
金銭・服薬管理、保険や介護サービスなどの契約には一部支援が必要ですが、それ以外はすべて自立しています。
現在、要介護1の認定は出ていますが、介護サービスは何も使っていません。
Aさんには、レビー小体型認知症があり、幻視が出現しています。
先日、ご自宅を訪問したとき、
「家の中に勝手にいる住んでいる人(幻視で見えている人)を触ってみたら、カサカサ音がして人じゃないのが分かった。」
「外に白装束を来た人が立っていたけど、頭の病気が原因だと思って気にしないことにした。」
と話していました。
もし、自分がAさんと同じ状況だったら、パニックになってしまうのではないか、怖くて布団の中から出ることができないのではないかと考えてしまいます。
家の中にいる知らない人や、白装束を着た人たちが歩いているのを見て、自分なりに対処しているAさんに感心させられます。